813 | 異議有り! | okhr | ホームページ | 2004/01/30 03:03 | |
tsuzuki様、お久しぶりです。ご無沙汰しております。 さて、怪奇大作戦「殺人回路」のエンディングの撮影地点を旧電通本社ビルとされておりますが、これに異議申し上げます。 怪奇大作戦は、円谷プロ制作としてはウルQ以来、タケダアワー枠です。これは広告代理店「宣弘社」の買い切り&武田薬品工業の一社提供枠なのです。 俗に「生き馬の目を引き抜く」といわれる広告業界で、昭和33年の月光仮面以来、子供たちに夢を与えるヒーロー物を制作&提供し続けてきた両社の関係は、以来45経った現在でも継続しており、製薬業界で最大規模を誇る広告投下のほとんどを宣弘社が扱い続けているのです。 そんな広告業界において、最大のライバル社の本社ビル屋上でのロケ映像など使用できるはずもありません。通常ラッシュの段階で切られるはずであるし、また、5年近くタケダアワーで撮ってきたスタッフたちがこんな所歩的なミスをすることはないと思われます。 NTTビルや地下道路の様子から昭和通りではなく首都高速沿いからの展望であると思われます。旧電通本社ビルの北側は同系列の電通恒産ビルがあり、その北側は築地警察署と中央区役所です。当時の規模はわかりませんが、旧電通本社ビルから南側を見ると、コンワビル・松竹映画館ビル群がありました。松竹コンプレックスは近年改築され高層ビルに生まれ変わりましたが、当時は低層ビルでしたので除外してよいでしょう。 そこで「コンワビル」です。 詳しい情報は得ていないので恐縮ですが、ビルの造作からいって、旧電通本社ビルと同時代の建造物だと思われますので、こちらの屋上が「殺人回路」エンディングの撮影地点ではなかったのではないか!というのが結論です。 物的証拠はありません…、が、元ギョーカイ人として、このような無謀なロケ地選択はありえないと確信するのであります。 tsuzuki様、再調査されることをお願い申し上げます。 |
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