NHK放送技術研究所

世田谷区砧にあるNHK放送技術研究所は、ウルトラセブン「地震源Xを倒せ」では核国際研究センターの入り口として、帰りマン「大怪鳥テロチルスの謎」と「怪鳥テロチルス 東京大空襲」では由紀子が入院している病院として使われました。また、快獣ブースカでは、「ブースカ踊る」で鉄塔が出てきた直後や、「バラサで行こう」の黄金持ち主鑑定場 の外観として使われています。

日本放送協会「五十年史」 扉の写真
日本放送協会「五十年史」 扉の写真

上の写真は、日本放送協会「五十年史」の扉に載っている、NHK放送技術研究所の写真です。この建物が上記ウルトラやブースカに使われたことは、写真の噴水や建物の入り口周辺と作品中の映像を見比べれば分かると思います。

現在のNHK放送技術研究所 現在のNHK放送技術研究所入り口からの眺め
2003年5月

しかし、残念ながら、作品中に登場した建物はすでにありません。現在そこには、上の左の写真のように、2002年3月に完成した新しい研究棟が建っています。

そして、上の右の写真は、現在のNHK放送技術研究所入り口で撮った写真です(この写真は、研究所の一般公開の日に撮りました。その他の日に部外者が敷地内には入れるかは定かではありません。)。帰りマン「怪鳥テロチルス 東京大空襲」で次郎がバイクで病院に突入する場面と比べると、写真の左側に写っている建物2階の窓が、当時の面影を残しているのが分かります。また、その突入場面の映像ではこの建物に「加藤酒店」の看板がありましたが、現在はその1階部分がコンビニエンスストアになっています。